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ボクたちの気づき。

「高校生のためのキャリアナビ」の意義

「実際大学に入ったけど、やりたいことが違った」とか「将来に○○になりたかったのに、この大学ではその勉強ができない」という選択ミスに気づくことが多い。その結果、せっかく苦労して勉強して入った大学をやめてしまう。あるいは目的意識もなく漠然と大学を遊んで過ごし、卒業してフリーターになるというケースが増えてきている。ニートやパラサイトシングルといった社会的問題を改善するためにも、将来を見込んだ大学選びが大切だと思う。

実際に、高校に足を運び進路指導状況を聞いたり、調べたりしてきましたが、そこでもさまざまな点に気づきました。
■進路指導の際、教師は「○○さんは、どこの大学に行きたいの?」と聞くことがほとんど。
 そこには「将来○○がしたいから、そのためにどこの大学行きたいの?」という部分が欠落している。

■生徒が出した希望の大学と彼らの現状の成績がどれくらいかけ離れているのか、教師はチェックする。
 そして、偏差値が足りなければ同じ学部でランクの低い大学などを志望に入れるように促している。

■担任によって「○○学部では▲▲のような勉強ができるよ」という大まかな指導はされているようだが、
「A大学の○○学部では、B大学の○○学部とこういう点が違っていて、▲▲な勉強ができるよ」という
 具体的な指導はほとんどないらしい。
 そのため、生徒の間では、学部が一緒なら、どこの大学に行っても同じような勉強ができるのだという
 意識を持っている人が多いらしい。などなど。

これは非常にもったいない。大学選びは、次の就職先選びにもつながってきます。
そんな重要な大学選びを、不十分な情報で判断したり、流されたり、妥協したりしてほしくありません。
人生の選択を、主体的にワクワクしながらできたら。きっとそのあとの人生も輝くはず。

「高校生のためのキャリアナビ」を実践することは将来的に社会問題に対する解決策の一つのアプローチになりうると考えるので、必要意義は大いにあるとボクたちは考えます。
大学生になった今だからこそ、後輩である高校生たちにアドバイスができることもあるんじゃないか。だから少しでも、高校生に役に立ててもらえるようなキャリアナビをつくりたいと思う。
現在、運用に向けて試行錯誤のまっただ中だが、そのほかの活動と並行して、実行していきます。

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